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作詞作曲:雨森文庫
歌唱:
音楽的同位体 可不(KAFU)

雨と無知可不(KAFU)
00:00 / 03:57

 

信号に待ち飽きた数十秒後の街並み
不意に空を見上げた傘に刺さる感傷
気遣いを装う無関心だらけの人混み
器用に縫い散らかして足音を刻んでいく

誰かに確認せずとも正解は溢れている
迷ったふりさえすれば道順は示される
だから抗う理由は今や一つもない
なのに弱さの象徴だと指差して何がしたいんだ

悲しいときに雨が降ってくれるだなんて
都合の良すぎる勘違いを繰り返した
暗転劇みたいな空が偉そうに漂って
白線の無い車道を急いで渡った
得体のしれない何かに怯える姿なんて
勘付かれたら死んでしまいそうだ

看板が素っ気なくあっちだと指差していたから
振り返ることなく目的地は決めてしまった
逃げるわけじゃ無いさ、新しい場所へ向かうんだ
強がった声で、ひたすら喉は渇いている

誰かに確認せずとも正解は溢れている
迷ったふりさえすれば道順を示される
だから抗う理由は今や一つもない

でも急に白地図を持たされて「道無き道を歩け」って? 

靴擦れ起こして、でも歩みは止められない
腹抱えて笑った、立ち止まった奴らを横目に
復讐劇なら観客は必要ないから
傘に刺さる雨音が今は拍手の代わりだ
空切った手を振り翳し殴った後で
君は真剣な眼で悪びれもせず言うのだ
「傷付け合う理由なんて何処にもなかったね」
信号を待ち侘びる空を見上げて

 

と無知

こんな雨の日に君は生きる歌を歌っている
​こんな雨の日なのに

 © 2023 雨森文庫

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