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作詞作曲:雨森文庫
​歌唱:音楽的同位体 星界(SEKAI)

春の感傷星界(SEKAI)
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次の季節がくる前に僕は幾つかの決断を
君にとっては取るに足らない 歯ブラシを変えた程度のこと
荷造りを終えた段ボール 読めない字と付箋だらけ
嘘つくとき瞬き増える 君の癖は僕だけのもの

いつもより頭が痛い日には錠剤噛み眠るふり
春の嵐に たぶん蜃気楼

「あのときなんで泣いていたの?」
花粉かなんかのせいじゃないかな
「もうあの約束は無効なの?」
した覚えがないから もう一度
気付いたら翳った空には
今年も見飽きた花が吹雪いて
「来年ここでまた会おうね」
目を閉じたままで君は手を振った


君は下手くそなハニカミ笑い 僕を見ないふりをして
枯れるくらいに叫んだなんて誰にでもできることだ

終わらせる勇気がないから
自然に終わる日を待ってただけ
悲劇的でありたいみたい
幸せばっかり思い出せないよ
痛みを分かち合ってたのに
耐え切られず僕だけ死んだのだ
舞い散る花弁眺めてる
今年も春に止めを刺さなくちゃ

解り合えるなんて出来ないって解っていたのに
解り合いたいって嘘偽りないはずの感情
偽物の春を指さし笑うその笑顔も偽物
今にもこぼれ落ちる 涙と春の感傷

「あのときなんで笑ってたの?」
君につられて笑っただけだよ
「君を殺して僕も死のうか」
言い訳で塗り固めた生き損ない
気付いたら翳った空には
今年も見飽きた花が芽吹いて
「来年ここでまた会おうね」
互いに目を閉じたまま手を振った

 

春の感傷

春に忘れられようとも
​桜は咲く



 

 © 2023 雨森文庫

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