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作詞作曲:雨森文庫
​歌唱:音楽的同位体 星界(SEKAI)

カスミソウにもなれない星界(SEKAI)
00:00 / 04:13


車輪の軋む音が、曖昧な会話を途切れさせた
頼りなく咲いていた小さな花を指差したせいだ 
薄く靄がかかった息苦しさを交換した二人
熱帯びる君の声 僕の背中にもたれかかる

赤らみ始めた街は、互いの孤独すらを言い訳に 
喧騒は避けたけど、今更意味なんてなかった
「私が主人公なら全部殺してやるのに」
らしくないとは言えずに、車輪の軋む音が邪魔した

見たくないものばかり
目隠しするのが当たり前で
だから歩くのもやめたんだ
なんか馬鹿みたいだ ああ

どうせ聞こえないふり 今でも笑って誤魔化してる
「僕は君の隣で、脇役程度に甘んじているよ」
彼女が指差した、路傍の小さな花はきっとまだ
幸せな結末の主人公だと信じていたのに

勝手だろう


余計なことに気付いて
上手く立ち回った気になって
躊躇わず踏み潰した
君のようにはなれない

どうせ分かりあえずに終わりを迎えてしまうだけなんだ
脇役と嘯いて自分自身に酔ってるだけなんだ
彼女が指差した、路傍の花は潰れてしまった
でも君の隣なら、後悔ある死に方も悪くない

 

カスミソウにもなれない

とか言って、
僕らの都合で脇役と名付けられた
​あの花はきっと

 © 2023 雨森文庫

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